どうかうちのパパでありませんように。
大人向けの劇画作品を発表する場を求めていたさいとう・たかをは、ビッグコミックの創刊に『捜し屋はげ鷹登場』で参加。これに続けて、同年、ビッグコミック誌上に発表した作品が『ゴルゴ13』であった。
ビッグコミックでの連載開始当初、さいとうは『ゴルゴ13』を10話で終了させる予定であったという。殺し屋を主人公にしても、その殺しの手段を使い切ればネタ切れになってしまうだろうと考えていたらしい。実際に最終話のコマ割りは最後のシーンまで頭の中で出来上がっているという(最終回の原稿を金庫の中にしまってあるという噂もあるが、これは伝説であり、『ゴルゴ学』によれば実際にはまだ執筆はされていないという)。 「最終話は20代の頃に考えたため、当時考えたコマ割まで全て鮮明に覚えている。最終話の内容は自分以外にキャップ(古くからのアシスタント)2人にしか教えていない」「最終回は使えない。この作品は僕の手から離れてみんなのものになっているので、勝手に終わらせられない。僕が死んだ後でも終わらなかったりして」とNHKラジオ「わが人生に乾杯」で語っている。
やがて、上に述べられたような、それまでの漫画・劇画の主人公としてはあまりに異質なキャラクターが登場する物語が評判を呼ぶ。特に「依頼者との約束は必ず守る」という信条と、そのための超一流の技量とを身に備えた男の中の男(として確立していった)ゴルゴ13の人気は高い。世界情勢や時事問題を巧みに取り込むことによって、冷戦終結で彼が活躍の場を失うのではないかといわれた危惧をも乗り越え、同誌上において30年超の間ただの一度も連載を休まない(更に増刊号にも掲載されている)という快挙を成し遂げている。
その後、2度実写化されている。
現在でも体裁は連載の始まった1970年代劇画のスタイルを踏襲しており、1ページ目のキャッチフレーズ「超A級狙撃手(スナイパー)のスーパー・アクション!」や、サブタイトルのタイポグラフィ、或いはあくまで数話読み切りのマンガでその集合体として「ゴルゴ13シリーズ」と呼んでいる(したがって各エピソード間の整合性はあったり無かったりする)事など、連載当初からの体裁を固守している。
作者のさいとう・たかをによれば、連載当初のゴルゴ13の容姿のモデルは映画版にも主演した高倉健である。もっとも、現代のゴルゴはマシーン化の一途をたどっており、「高倉がモデル」という説明は過去のものとなっている。 「東郷」という名前は中学時代の恩師である東郷先生から。(NHKラジオ「わが人生に乾杯」より)東郷平八郎とは関係ない(ただし、作品の中にゴルゴ13が「東郷平八郎の孫又は曾孫」という設定のルーツ物語もあるが、例によって謎のままストーリーが終了する)。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)
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